こんにちは。ビヨンド・ワーズの越です。
いつも更新講習にご参加頂きありがとうございます。
更新講習の中でも、私が好きなのは事例検討です。
クライエントとの対話は「ライブ」であり、マニュアル通りにはいかないからこそ、私たちは常に自身のスキルを磨き続ける必要があります。今回は、そのための有効な学習法として「事例検討」の意義について掘り下げてみたいと思います。
自身の「思考の癖」を客観視する
弊社の事例検討は、事前課題として考えをまとめていただいています。
事例検討の最初の価値は、自分の思考を可視化し、客観的に捉えられる点にあります。
キャリアコンサルタントは、無意識のうちに特定の思考パターンや得意なアプローチに偏りがちです。例えば、「このクライエントは転職を希望しているから、求人情報を提供しよう」と安易に考えてしまうことはないでしょうか。
しかし、事例検討の場では、自分の考えを言語化することで、「自分はいつもこう考えている」という自身の「意識の範囲」に気づくことができます。これは、自己理解を深める上で非常に重要なステップです。
仲間の「引き出し」から学ぶ
事例検討の醍醐味は、背景の異なるキャリコン仲間とのディスカッションから、自分にはなかった「新しい視点」と出会えることです。自分とは全く異なるアプローチや、思いもよらない視点が示されることで、「こんな切り口があったのか!」という発見が生まれます。
仲間の「引き出し」を積極的に取り入れることで、相談場面における私たちの対応の選択肢が格段に増えていきます。
相談の「ライブ」に対応するための柔軟性を養う
クライエントとの対話は、常に予測不能な展開を伴います。
一つの提案が通じなかった場合、別の提案を繰り出す必要があります。
事例検討を通じて、仲間から学んだ多様な視点やアプローチを吸収し、自身の「選択肢」を増やすことは、柔軟に対応するための土台となります。事例検討は、知識の習得だけでなく、実践で活かせる「選択肢」を増やし、柔軟な対応力を鍛える最高のトレーニングの場と言えるのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも、事例検討の場に足を運び、仲間との対話を通じて、ご自身のキャリアコンサルタントとしての可能性を広げてみませんか?
キャリアコンサルタント更新講習スケジュール
10月~12月のキャリアコンサルタント更新講習スケジュールを公開しております。
満席の講習も少しずつ増えてきております。
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