【受講者の声】人と組織の成長を支援する構成的グループアプローチ(基礎編)

キャリアコンサルタントは、個別の面談における支援だけでなく、グループ支援が必要な場面が数多くあります。このプログラムでは、構成的グループアプローチのワークを体験しながら、プログラム立案やファシリテーションに必要な理論を実践的に学びます。グループでどのように人と人とが関わっているかに気づき、受講者相互のコミュニケーションの活性や多面的な観点からの気づきを促し学び合うためのファシリテーションが実践できるようになることを目指します。

【講師から】
グループワークの体験だけでなく、その背景にある理論も合わせて学習できるように設計しました。もちろん、ワークもたくさんご体験頂きます。企業研修等、これから講師としてキャリア研修に取り組みたい方にお勧めです!

受講頂いた皆様のご感想

自分ひとりではたどり着けなかった考えに出会ったり、自分を客観的に見つめ直したりする体験は、とても新鮮でした。特に今回は、ワークショップ全体が目的に沿って丁寧にデザインされており、ファシリテーターの関わり方も的確だったことで、安心して参加でき、学びを深めることができたと感じています。自分が実際に体験することで、グループの進み方や場の雰囲気の大切さ、そしてファシリテーターの存在がいかに大きな役割を果たしているかを理解できました。早期離職を防ぐことを目的とした、自分の価値観や働く目的について対話し主体的な姿勢を育むワークショップ等、必要とされる場面で関わることが出来るよう学びを活かしていきたいです。(みぃ様)

ファシリテーター役を担う際にはファシリテーターの役割、特に「態度・姿勢」(心理的安全性を提供しつつ参加者の心理面を観察して適時適切に介入すること)を確認し、複数のファシリテーターで行う際にはファシリテーター間で事前に丁寧に確認し、実施後にファシリテーター間の振り返りも行うこととしたい。自身の話を聞く際の基本的姿勢(笑顔、あいづち、視線等)を見直し、ファシリテーターを行う時だけでなく常日頃から「心理的安全性」を提供できる存在であるように努める。(もりもり様)

今までも研修設計をする際には様々な形でワークショップを取り入れてきましたが、ワークショップ開始前の「動機づけ」や「そのワークショップでのゴールの共有」「心理的安全性の確保」まではさほど注意をしてきませんでした。本日の研修を受けて、今後講義設計をおこなう際には、その点を強く意識して取り入れたいと考えています。
ファシリテーションの良し悪しは、直接的にワークショップの成果に関係することを学びました。特に心理的安全性の担保が、想像以上に大切であると実感し、ある意味ファシリテーターの腕の見せ所であると言えると思います。
研修の設計と実施をし、更に効果的で満足度の高い研修を目指すことにより、研修の目的達成に貢献したいと考えています。(ttm様)

学んだことは、このワークショップを行う理由・目的を明確にすることが非常に重要だということです。企業から依頼された場合は、担当者から、課題を聞きとり、目的を定め、そこからぶれないように進めていくようにします。あとは、参加者全員が活発な意見が言えるように、心理的安全性の場をつくることが重要だと感じました。ファシリテーターの穏やかな語り口や声のトーン、表情が話しやすい空気をつくる上で大きな影響を与えるのだと感じました。ファシリテーターの人としての在り方も参加者の心の持ち方にも大きな影響を与えると思いました。参加者に対する敬意・尊重を根底に持ちながら寄り添いたいと思います。(のりみん様)

本日の講義を通じて、キャリアコンサルティングに活かせる多くの学びを得ることができました。特に印象に残ったのは、ファシリテーターの役割は単なる進行ではなく、「メンバーが主体的に学び、気づき、成長できる場をつくること」であり、そのためには心理的安全性の確保が不可欠であるという点を身をもって体感いたしました。ファシリテーターの在り方が非常に重要。今後は、たとえば就職支援の集団ワークやキャリアデザイン研修において、参加者が安心して価値観や経験を語れる場づくりを意識し、対話を通じて他者の視点に触れるような構成を取り入れていきたいと考えています。(SU様)

グループアプローチのデザインの際は受講者の現状、課題など背景をしっかり捉える必要があることを学びました。何を持ち帰ってもらいたいのか。終了後どういった気持ちになっていてほしいか。を念頭に、経験学習のサイクルを用いデザインしていくことを大切にします。今回意見を交換する過程で自身のものの見方が変わることを体感しました。自分が一つの思いに囚われていたことに気づくことができ、人の意見を聞くことで新たな視点が生まれ、自分の考え方を柔軟に変えていくことが自然と出来ました。今後グループアプローチを行う際にはこのメリットをしっかりと伝え主体的に参加していく意識づくりを行おうと思います。(さとみん様)

心理的安全性を担保するには、アイスブレイクなどを用いてグループ内の雰囲気をよくすることや、ルールを作っておくこと、ファシリテーターの自己開示など、工夫することが大事。キャリアコンサルティングにおいては、1対1だけではなく、必要に応じてグループアプローチを活用する。グループアプローチ(それ以外でも)における目的を明確化する(背景・目的・持ち帰り・コンテンツ・ファシリテーションの一貫性を持つ。グループの心理的安全性の担保(アイスブレイクの実施、ルールづくり、ファシリテーターの自己開示など)に留意していきたいと思う。(のん様)

優れたファシリテートのものと、自己開示とフィードバックを繰り返すことで、メンバーはより多くの発見をすることができる。成長のためのフィードバックには、観察された事実と自分が受けた影響の二つの視点を言語化し伝えることが重要。
最後に先生がご教示くださったブリッジの技法についても学びたい。何を持って帰ってもらうかを伝え、それが伝わったことを参加者が実感できるような研修を実現したい。(カナコ様)

一日の研修を通じてファシリテーションの重要性を身をもって再認識させていただきました。先生の優しい働きかけで全員が心理的安全性を保ってワークに参加できたと思いますし、またそれが積極的に意見を出せる空気を作り出しグループワークの活性化に繋がっていたと感じます。本日の学びを実際に自社のグループワークや会議に取り入れ、より有効な活性化された会をつくれるファシリテーターになっていきたいと思う。この度は素晴らしい研修に参加させていただき、本当にありがとうございました。(はっしー様)

職種や世代、経験によって価値観は大きく異なるため、グループワークを通じて多様な意見に触れること自体が、自分自身のキャリア観を深める機会になると学んだ。そのため、自身がグループワークを行う際は、他者のキャリア観を多く聞くことを大事にしていくことを伝えていきたい。安心して話せる雰囲気をつくるには、「コンテント(内容)」だけでなく「プロセス(関係性・心の動き)」に目を向け、場づくりを丁寧に行うことがファシリテーターの重要な役割だと気づかされた。
今後、社内でキャリア支援を行う場面では、こうした視点を意識的に取り入れていきたい。(ほっちゃん様)

ご感想を拝見して講師からのメッセージ

ご受講頂いた皆様、豊かな学びの場をご一緒させて頂きありがとうございました。この講習は、ファシリテーターとしての自分のあり方をとても問われる講習で、実はとてもドキドキしながら開催しています。「お手本にならなきゃ!」という気負いがありまして(笑)

あらためて、なぜワークショップが好きなのだろう?と考えると、『変化が生まれる奇跡的瞬間』を何度も経験し、病みつきになっていったのだと思います。誰かと対話をすることで、自分の思考が広がり、一人では辿り着けなかったところに行くことができる。可能性に満ちた場だと思っています。

皆さんがつくる場が、だれかの可能性を広げる場になることを心から祈っております。ご参加ありがとうございました!

キャリアコンサルタント更新講習 人と組織の成長を支援する構成的グループアプローチ(基礎編) 

日程:2025年9月7日(日)10:00~17:00
受講料:18,000円
    16,000円(メルマガ限定リピーター割引)
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対象:国家資格キャリアコンサルタント有資格者(非課税)
認定時間:事前学習1時間、オンライン講習6時間、事後課題1時間(習得度確認試験) 合計8時間

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